No.3 読者に好かれる考え方は「読者第一」〜その2〜

2-7.答えがなくても答えを教える

 

マニュアル大好き日本人。

 

答えがない問題に対しても答えを求めます。

 

例えば、本教材も「Webの記事の書き方」というハッキリとした答えのない問題について、私なりの答えをまとめたものです。

 

でも、あなたは「これが答えか!」と真剣に読みますよね。

 

同じように、情報発信者として求められたら答えを示すことが大事です。

 

例えば、「おすすめ観光ルート」が良い例。

 

富士山好きの人が「初めて行くならこのルートで行こう!」と言えば、初めて富士山観光をする人はその通りに周ります。

 

観光ですから好き勝手にブラブラすればいいのですが、「失敗したくない」「時間を無駄にしたくない」という考えが働くのか読者は答えを求めます。

 

ただ、詳しく知らないのに「このルートがいいよ」と書いてはいけません。

 

読者がそのルートを行ってガッカリしたら、サイトの信用を失います。

 

「2-1.記事は信頼構築ツール」「2-7.自分より知識が上の人に情報は出さない」のとおり信用を裏切る記事は書いたらダメです。

 

「答えのない問題に答えを提示する」

 

この考え方が身につけば、書ける記事の幅はとても広くなります。(おすすめ観光ルートの記事なら、1つの観光地でも複数のルートを考えられます)

 

まとめ

・読者は答えがないものに対しても答えを求める

(最も早く効果を得られる方法、失敗しない方法、効率的な方法…)

・答えがないものでも具体的に答えを教えると感謝される

・読者の信用を裏切る記事を書いてはいけない

 

2-8.何事もキッパリ言う

 

どんな記事を書くときも、あいまいな態度はやめましょう。

 

商品紹介記事で言えば

 

「本気では勧められないけど、報酬額が高いからまぐれでも売れないかな…」

 

のような気持ちで書くと自分では気付かない変な態度の記事になり、買ってくれる読者は少なくなります。

 

文章は不思議なもので、文字にしなくても書き手の気持ちが読者に伝わります。

 

第六感、でしょうか…。

 

商品紹介以外の記事でも、「この問題を解決する方法はこれがいいかも…いや、たぶんだけど…」のようなあやふやな書き方はやめましょう。

 

読者からすれば、あなたは頼りになる先輩です。

 

そんな先輩があやふやな物言いをしたら、読者は信用しようか迷いますね。

 

信頼構築のための記事なのに、信用してもらえなかったら意味がありません。

 

記事ではきっぱりと言い切ることが大事です。

 

ただ、「2-7.答えがなくても答えを教える」でも言ったとおり知識がないなら「こうすべき!」はNGです。読者の信用を裏切ることになります。

 

初心者に教えられることは自信をもって言い切りましょう。

 

まとめ

・あいまいな言い方はやめてハッキリ言う

・読者から見れば、あなたは頼りになる先輩

・あやふやな物言いなら信用されにくい

・教えられないことを「こうすべき」と言い切るのは、読者の信用を裏切るのでダメ

 

2-9.早さ、詳しさ、面白さ

 

ライター業務中に私の気付いたことのひとつに「時間の経過で需要が変わる3つの情報」があります。

 

それが「早さ、詳しさ、面白さ」です。

 

1つ目の「早さ」とは、早い情報のこと。

 

テレビのニュースでも銀行強盗や通り魔など、事件があるとすぐに情報が出ますよね。

 

情報を早く出せるほど視聴者が増えるため、どこも必死になって情報を出します。

 

私たちも同じように、記事を書くときは「とにかく早く」を意識したいものです。

 

ゲームの攻略記事しかり、流行の話題しかり、新商品のレビューしかり。

 

情報を早く届けられるなら、ツイッターのような短文の投稿でもokです。

 

株主総会や新商品の発表会に参加する人の中にはツイッターで連続投稿する人もいます。

 

どこよりも早く出せるなら情報は小出しでも構いません。

 

2つ目の「詳しさ」とは、詳しい情報(情報量、情報の正確さ)のこと。

 

情報の早さで負けるとき、ライバルと差をつけるためにどこよりも詳しく情報を出します。

 

テレビのニュースでも事件が落ち着くと「今回の事件をおさらいしましょう」と詳しく解説しますよね。

 

Webの記事も同じで、読者は「早さ」の次に「詳しさ」を求めます。

 

情報を小出しにして落ち着いたら、詳細をまとめた記事も書くといいでしょう。

 

早さでライバルに勝てないなら、最初から詳しさ狙いで記事を書くのもアリです。

 

3つ目の「面白さ」とは、これまでの2つとは別の切り口で情報を届けること。

 

3つの中では最も遅く出す情報(記事)です。

 

すでにライバルサイトが速報や詳しい記事を出してしまった場合の差別化として、面白さや心ゆさぶる切り口で記事を書きます。

 

例えば、2014年はゴーストライターの作曲家やSTAP細胞の科学者、大泣きした議員などが世間を騒がせました。

 

彼らの情報も早さ→詳しさと出てきて、最後はツイッターなどで面白画像にされて面白がられていました。

 

さすがに面白画像の作成は勧めませんが、求められる情報の順番としては良い例です。

 

<時間の経過で需要が変わる3つの情報イメージ図>

 

 

上のイメージ図を見れば、ものすごく時間が経った後に「速報」の記事を書いた場合、どれだけ無意味か分かります。

 

早さ、詳しさ、そして、差別化した情報。

 

情報発信するときは時間と需要も意識すると読者の要求に応えられる記事を書けるでしょう。

 

私は大抵の場合、「早さ」を意識しつつ「詳しさ」狙いで記事を書きます。

 

ある分野に後発組として参戦するなら、「面白さ(差別化)」も考えます。

 

Q1.「早さ、詳しさ、面白さ」は旬の話題でしか通用しない?

やってきた、あたしのコーナー!

あたしアフィ美が鋭い質問をズバズバしマス!

「私たち」のコーナーね。

エイ子です。解説役としてがんばります。

ねえ、さっきの「早さ、詳しさ、面白さ」の話ってさ、

「旬の話題」じゃないと通用しない考え方でしょ?

例で世間を騒がせた2014年の人たちが出てきたし。

んー、旬の話題でなくても同じ考え方ができるみたいよ。

な、なんやて工藤!

工藤って誰…。

えっと、旬のない話題…

例えば「江戸時代の食生活」の記事を書くとしたら、

「早さ」と「詳しさ」ではもう負けてるでしょ?

「江戸時代の食生活」で検索すると

詳しい情報モリモリのサイトがいっぱい出てくるね。

そう。だから、今から同じ話題で記事を書くなら

「面白さ」で差別化するの。例を言うと…

「江戸時代の食生活を萌え系マンガで解説してみた」

なんて記事は良いんじゃない?

面白そう!

そして、ちゃっかりあたしたちの出番を増やそうと

企むエイ子ちゃん…

さすが!

企んでないからっ。

 

まとめ

・時間の経過によって読者の求める情報は「早さ→詳しさ→面白さ」と変わる

・「早さ」とは早い情報。例:通り魔事件などの速報

・「詳しさ」とは、詳しい情報(情報量、情報の正確さ)。例:事件の詳細、まとめ

・「面白さ」とは、上2つとは差別化したもの。例:事件のドキュメンタリー

・この考え方は、旬の話題、旬ではない話題、どちらにも通用する

 

2-10.文字数ばかり気にしない

 

読者を検索から集めるには記事の文字数が必要、と考える人がいます。

 

これは半分正解です。

 

厳密に言えば、「文字数が必要」は本質ではありません。

 

そもそも「文字数は多いほうが良い」と言われる理由は、「『読者に有益な情報を書くと記事は長くなるから、長い記事を検索で上位に出す』とGoogleが判断する…と思う人が多いから」です。

 

一文が長くて分かりにくいですね。

 

要は、「検索結果の順位を決めるGoogleに気に入られるため」に「文字数を多くしよう」と一般的に言われます。

 

しかし、読者は文字数の多さを求めません。

 

読者が求めるものは、知りたいことがある、わかりやすい、の2つです。

 

それを満たした良い記事なら、極論すれば、1行だけでも構いません。

 

検索順位を決めるGoogleも「読者に役立つサイトを作って」と言います。

 

文字数を気にしてダラダラと長い記事を書くのはその記事で伝えたい大事な部分が埋もれやすく、読者のためになりません。

 

つまり、ムダな情報ばかりの長ったらしい記事は、読者もGoogleも求めないのです。

 

Googleの検索順位を決める計算は年々精密になります。

 

そのうちGoogleの計算が「文字数は多けりゃいいってもんじゃない」となったとき、読者を無視して文字数を重視した記事が検索結果から消える可能性はあります。

 

本質を忘れないようにしましょう。

 

情報発信者としてやることは、読者の知りたいことに応える、わかりやすく伝える、です。

 

まとめ

・読者の知りたいことに分かりやすく応える記事を書く。文字数は関係ない

・文字数だけ増やした悪い記事は、読者もGoogleも求めない

 

2-11.筆者の努力は読者に関係ない

 

ちょっと残酷な話ですが…。

 

私がまだライターとして会社に勤めていたときのこと。

 

ある日、東京ゲームショウの「取材」に行きました。

 

東京ゲームショウでは一般公開される前日にメディア関係者だけを呼んで公開します。

 

少し前まで一般人だった自分が「メディア関係者」になるなんて…。

 

私はドキドキしながら、各企業のブースを周り、試遊台で新作ゲームを遊び、感想をメモし、コンパニオンの美人なお姉さんに「しゃ、写真いいですか!?」と緊張しながら声をかけて写真を撮らせてもらいました。

 

イベントが始まればツイッターで実況のつぶやきをし、ゲーム会社のお偉いさんのプレゼンをノートにメモしまくりました。

 

読者に情報を届けるため。

 

その一心で、時間いっぱいまで幕張メッセを走り回りました。

 

…帰りの電車に揺られながら、1日で撮りまくった「戦果」の写真を見返してニマニマ。

 

移動時間含め、8時間以上かけた取材です。

 

戦果の多さに「これなら読者も喜んでくれるだろう」と意気揚揚で会社に戻り記事にまとめたところ…

 

それほど読んでもらえず。

 

「な、なんで…あんなにがんばったのに…」

 

そう、筆者の努力は読者に関係ないのです。

 

私が他のメディアに混ざり、数分順番待ちしてドキドキしながら撮ったコンパニオンのお姉さんの写真も、読者は1秒見て終わりです。

 

1時間のイベントで新作ゲーム情報をノートの4ページにメモし、それを分かりやすくまとめた記事も、読者は1分もかけず流し読みして終わります。

 

8時間かけた記事も、読者の心に響かなければゴミと化す。

 

それを実感した一件でした。

 

学校のテストなら頑張り次第で相応の点数が出ますが、記事は違います。

 

私たちの努力は関係なく、「読者にとって良い記事であるかどうか」がすべてです。

 

私がここでお伝えしたいのは、記事を書く難しさではなく、脅したいのでもなく、読者から反応がなかったときに

 

「あ、読者に響かなかったんだな。じゃ、次の記事で心をつかむ!」

 

のように気持ちの切り替え方を身につけてほしい、ということ。

 

記事に反応がないのは当たり前です。

 

開設したてのサイトならなおさら。

 

だから、ちょっとしたことでへこたれず、「次いこう、次!」と気持ちを切り替えてほしいのです。

 

今の記事はへっぽこでも、あなたが将来書く記事は多くの人を動かす可能性があります。

 

「筆者の努力は読者に関係ない」の裏を返せば、20分くらいで書いた手抜き記事がツイッターやフェイスブックでドドドーッと広がることだってあります。

 

実際に私は経験しました。

 

だから、めげずに行きましょう!

 

ド素人ライターだった私もめげなかった結果、今があります。

 

まとめ

・筆者がどれだけ頑張ったか、は読者に関係ない

・長時間かけて書いた記事に反応がなく、ささっと書いた記事が大反響になることも…

・読者は良い記事に反応する

・読者から反応がなくてもへこたれず、前向きにどんどん記事を書く

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